
2011年09月26日
★千円の行方

ひぃこです。
とある風の強い日に助手席に乗って窓を眺めていると
千円札が風にあおられ駐車場を舞っていた。
運転していた上司に
私:『ちょっ、ちょっ停まって』
とタメ口を聞き、無理矢理停車させて車から飛び降りる。
覆い被さるように私にキャッチされた千円札はまんまと私に手中へ。
とりあえずサービスカウンターへ向かった。
私:『あの〜駐車場に落ちてました』
店員:『拾得物でしょうか?!』
私:『ハイ』
店員:『拾得物ですと一旦警察に取りにきてもらい3ヶ月後に持ち主が現れない場合は
お客様のものとなりますがどうなさいますか?!』
私:『えっ?!…』
どうなさいますか?!って言われても…
店員さんはまた同じことを繰り返す。
しばし、沈黙。
私:『じゃあ、お願いします…』
(何をお願いするんやぁ〜)
店員:『かしこまりました、(ちっこい紙出してきて)こちらにお名前、ご住所、お電話番号をお願いします』
3〜5ミリの縦幅しかないスペースに必死で名前を書く私。
(千円拾って3ヶ月後に千円自分のものにしようとする人っておるんかな)
(あそこで『いいです』って言うたらかっこよかったんかな)
(<このおばちゃん、がめついな>って店員さん思いよるやろな)
こんなこと考えだしたら笑いが込み上げてきて字が震えだした。
ただでさえ私は字がでかい上に書くスペースも狭い。
住所だけハングル語みたいになった。
チラッと店員さんをみたら目が合ったので
私:『お金拾ってこんなん書く人(自分のものにしようとする人)います?!』
店員:『いらっしゃいますよ』
私:『千円で?!』
私はもう我慢できずに声を出して笑った。
店員:(千円もって)『名前が書いてませんので多分お客様のものになると思います(笑)』
私:『ハイ(笑)』
書き終えると左側にある募金箱が一瞬視界に入ってきたが、ひとまずそらした。
3ヶ月後、再びこの千円が戻ってきたらまた考えよう。
千円を募金よりも何たべよ





























先日警察署から届きました。

今までも何度か届け出をしたことがありますが
(今回よりも金額は高い)
こんなのが届いたのははじめてです。
文面には指定された期限内に身分を証明できるものを持参とのことでした。
手にしてからまたこの千円の行方は考えたいと思います。