
2012年05月22日
★トイレにて
ひぃこです。
お食事中の方は、気分を害する恐れがあります・・・
昨日の出来事なんですが…
トイレ掃除をせっせとしておりました。

私が師と仰いでいるガネーシャも言ってました。

『トイレを掃除する、っちゅうことはな、一番汚いところを掃除するっちゅうことや。
そんなもんだれかてやりたかないやろ。けどな。人がやりたがらんことを
やるからこそ、それが一番喜ばれるんや。一番人に頼みたいことやから、そこに価値が
生まれるんや。分かるか?好きなことをしろなんて自分らいわれてきたかもしらんけどー
まあすきなことをするんも大事やけどな、それと同じぐらい大事なんは、人がやりたがらん
ことでも率先してやることや。仕事できるやつらは全員そのこと知っとるで』…と。
気分も高らかにトイレ掃除に励む私。
世界中の大富豪の共通点が1つあってそれはトイレがピッカピッカやったらしい。
億万長者にはなれなくてもお金に困らない程度には…
と、あまり欲も出さず、謙虚な自分に酔いしれながら
床もきれいに掃除する。
ほな…
ブィーーンと鈍〜いなんとなく聞き覚えのある音…。
しかし集中している私は床掃除に励む。
その音の正体を思いだし顔を上げたのと
水が勢いよく発射したのはほぼ同時だったと思う。
私の顔をめがけ水がほとばしる。
どうやらウォシュレットのボタンを床掃除の際に上半身で押した模様。

この事実を把握するまでに数秒かかる。
私が顔を背けたら容赦なくほとばしる水しぶきはトイレ全体を濡らすことになる。
それはそれで後々大変なはず…。
発射され続ける水を顔面で受け止めながらボタンを宙で探す。
意外に冷静やな、私…。
1回で押したらとまるはずやのにやっぱりちょっとあわてとったんかな。
必要以上の力で押しつづけた。
再び聞き慣れた音を出しながら冷静にフェードアウトしていくノズル…。
あんたっ、さっきの勢いはなんやったんな!!
引き際よすぎやろっっ!
残された水びたしの私…。
なんでかわからんけど言い知れぬ敗北感が襲ってくる。
手拭きのタオルで顔を拭く。
普段なら拭くんは顔でなくお尻やろ…。
なんともいえない屈辱感…。
さっきまでの高揚していた気持ちは水とともに流れ出ていったように思う。
誰かに吐き出さな気持ちの整理がつかん私はとりあえず
パソコンしていた主人に事の経緯を話す。
すると主人は
『なんしょん。水が出てくるまでに時間あったやろ』
『なんの音か一瞬わからんかったのに』
私は大惨事にならんように顔で受け止めた武勇伝をわざと興奮気味に話す。
『なんで顔なん。手でえーやん』
『………』
手は、便器を持って顔の舵取しよったがな。
…明らかに興味ない反応…言う人、間違ったかも…
『私な、意気揚々とトイレ掃除しよったんで。まさかの展開におげたわ』
もう一回女優魂、出して大袈裟に言うてみた。
『俺もそんな人、はじめてじゃわ』
なんや、そのベタな返しは…
『はじめてちゃうやん。ここにおるやん。父さん…後は任せた…私は力尽きたわ…』
『なんで〜っっ』
はじめてこっち向いた。
ジッーっと見て一言。
『・・・びしゃびしゃやん…』
『やけん顔全体で受け止めたんでっっ!
しかも若干、近付け気味やで。身体張って、もうひぃちゃん疲れた…』
『身体張るトコ間違えとるやろ』
いいや、私は頑張った。
シャワー浴びて再びトイレに行ってみると案の定、トイレはそのままの水浸し状態…。
壁も拭いて大掃除並にきれいにした。
心なしかさっきの敗北感は払拭された。
しかしノズルが想像を越える汚れっぷりに吐き気さえをも催したことは記しておきたい。

恐るべし、ウォシュレットの逆襲。
あんたが攻撃する相手は顔でなくてお尻やで。
きれいになったノズルを見てつぶやかずにはいられない…
お食事中の方は、気分を害する恐れがあります・・・
昨日の出来事なんですが…
トイレ掃除をせっせとしておりました。

私が師と仰いでいるガネーシャも言ってました。

『トイレを掃除する、っちゅうことはな、一番汚いところを掃除するっちゅうことや。
そんなもんだれかてやりたかないやろ。けどな。人がやりたがらんことを
やるからこそ、それが一番喜ばれるんや。一番人に頼みたいことやから、そこに価値が
生まれるんや。分かるか?好きなことをしろなんて自分らいわれてきたかもしらんけどー
まあすきなことをするんも大事やけどな、それと同じぐらい大事なんは、人がやりたがらん
ことでも率先してやることや。仕事できるやつらは全員そのこと知っとるで』…と。
気分も高らかにトイレ掃除に励む私。
世界中の大富豪の共通点が1つあってそれはトイレがピッカピッカやったらしい。
億万長者にはなれなくてもお金に困らない程度には…
と、あまり欲も出さず、謙虚な自分に酔いしれながら
床もきれいに掃除する。
ほな…
ブィーーンと鈍〜いなんとなく聞き覚えのある音…。
しかし集中している私は床掃除に励む。
その音の正体を思いだし顔を上げたのと
水が勢いよく発射したのはほぼ同時だったと思う。
私の顔をめがけ水がほとばしる。
どうやらウォシュレットのボタンを床掃除の際に上半身で押した模様。

この事実を把握するまでに数秒かかる。
私が顔を背けたら容赦なくほとばしる水しぶきはトイレ全体を濡らすことになる。
それはそれで後々大変なはず…。
発射され続ける水を顔面で受け止めながらボタンを宙で探す。
意外に冷静やな、私…。
1回で押したらとまるはずやのにやっぱりちょっとあわてとったんかな。
必要以上の力で押しつづけた。
再び聞き慣れた音を出しながら冷静にフェードアウトしていくノズル…。
あんたっ、さっきの勢いはなんやったんな!!
引き際よすぎやろっっ!
残された水びたしの私…。
なんでかわからんけど言い知れぬ敗北感が襲ってくる。
手拭きのタオルで顔を拭く。
普段なら拭くんは顔でなくお尻やろ…。
なんともいえない屈辱感…。
さっきまでの高揚していた気持ちは水とともに流れ出ていったように思う。
誰かに吐き出さな気持ちの整理がつかん私はとりあえず
パソコンしていた主人に事の経緯を話す。
すると主人は
『なんしょん。水が出てくるまでに時間あったやろ』
『なんの音か一瞬わからんかったのに』
私は大惨事にならんように顔で受け止めた武勇伝をわざと興奮気味に話す。
『なんで顔なん。手でえーやん』
『………』
手は、便器を持って顔の舵取しよったがな。
…明らかに興味ない反応…言う人、間違ったかも…
『私な、意気揚々とトイレ掃除しよったんで。まさかの展開におげたわ』
もう一回女優魂、出して大袈裟に言うてみた。
『俺もそんな人、はじめてじゃわ』
なんや、そのベタな返しは…
『はじめてちゃうやん。ここにおるやん。父さん…後は任せた…私は力尽きたわ…』
『なんで〜っっ』
はじめてこっち向いた。
ジッーっと見て一言。
『・・・びしゃびしゃやん…』
『やけん顔全体で受け止めたんでっっ!
しかも若干、近付け気味やで。身体張って、もうひぃちゃん疲れた…』
『身体張るトコ間違えとるやろ』
いいや、私は頑張った。
シャワー浴びて再びトイレに行ってみると案の定、トイレはそのままの水浸し状態…。
壁も拭いて大掃除並にきれいにした。
心なしかさっきの敗北感は払拭された。
しかしノズルが想像を越える汚れっぷりに吐き気さえをも催したことは記しておきたい。

恐るべし、ウォシュレットの逆襲。
あんたが攻撃する相手は顔でなくてお尻やで。
きれいになったノズルを見てつぶやかずにはいられない…